のどの病気

HOME > 症状から分かる耳・鼻・喉の病気 > のどの病気

1.のどが痛い

のどが痛いことはかぜの時によく経験することです。鼻や口は外から細菌や、ウィルス、ほこりを吸い込みますが、体を守るために扁桃組織が活躍して、免疫力をだします。この際に扁桃組織が腫れて痛みや発熱を起こすと考えてください。細菌に感染してのどが腫れる時には抗生物質が有効ですが 、近年、抗生剤の乱用で抗生剤に感受性の少ない菌が増加しています。その有名な細菌がMRSAです。普通の方がMRSAに感染して発病することは極めてまれでほとんど心配は要りませんが、適切な抗生剤の投与が重要です。また、ウィルスに感染してのどが痛くなった時には抗生剤は無効です。ある種のものには特別な薬があり、有効とされています。いずれにしても、うがいが最も有効な方法です。ちょっとでも風邪が流行っていると思ったら手洗いとうがいをしましょう。 治療は、感染症の知識のある医師におまかせすることを薦めます。また、のどが痛いのが取れない場合は他の疾患も考えられますので 、耳鼻咽喉科を受診したほうがよいでしょう。

2.声が嗄れる

声は声帯という 2本の白い帯状のひだが、のど仏の奥に位置し,発声時に振動することで声がでます。声嗄れは、かぜで咳がひどく出たとき,カラオケなどを歌い過ぎたとき、大声を出しすぎたときなどに経験します。一般に2週間声が嗄れるようなら、耳鼻咽喉科を受診して声帯を見てもらったほうがよいでしょう。声帯ポリープは血豆状の突出物が声帯にできますので、声が嗄れます。また、長期に声を使いすぎると、声帯ポリポイドといって、声帯が水膨れのようになってしまいます。どちらも声帯の安静を図った後、改善しなければ手術を選択します。 心配の喉頭がんはほとんどがタバコによるものです。耳鼻咽喉科専門医ならば、診ただけで放置しておいてよいものか、検査をすべきものか判断がつきます。下の写真を比較してもその違いがおわかりと思います。

声帯ポリープ 声帯ポリープ
声帯ポリポイド 声帯ポリポイド
喉頭がん 喉頭がん

3.のどに何かひっかかっているようだ

のどに何かひっかかっているような感覚は意外と多く ,またかなり気になるものです。実際にはのどには異常はみられなくても、鼻水がひっかかっていたり、見えないような炎症がある場合も同様の違和感を感じます。のどは食事の度に熱いもの、固いもの、また寝ているときには乾燥というような刺激をうけているのがその原因です。また、頚椎の変形もその原因となることもあります。問題は咽頭ガンが隠れている場合もあることです。のどのガンはやはり専門の耳鼻咽喉科医による内視鏡での観察と生検が必要です。咽頭ガンがないということがわかればのどの違和感も消失することも多いので、信頼できる耳鼻咽喉科医を受診してください。

4.痰に血が混じる

痰に血がまじることがあるときには、一筋血が混じる場合と血液を嘔吐する場合があります。このような場合には、念のため、診察を受けることをお勧めします。のどは食事が通りますが、表面は粘膜という弱いもので被われていますので、刺激によって傷ができて出血することがあります。また、のどに出血をきたすような病気がある場合もありますし、肺に病気があることも考えられます。しかし、大量のアルコールを飲んだあとに嘔吐して胃や食道に傷ができて大量に出血することもあります。

5.食事がひっかかるようになった

食事がひっかかるようになるときには、咽頭・食道の一部が狭くなった可能性があります。また、頚椎の変形により咽頭が圧迫されて食事の通過障害が起こることがあります。検査は耳鼻科でも内科でも内視鏡が有効でしょう。 2週間くらいこのような感覚が続いた時には、検査を早めにしたほうがよいと思います。
TOPへ